ryのWindows版の可能性

ryについてコメントをくださった方、ブログ等で紹介してくださった方、ありがとうございます。ご意見等を励みに今後も地道に発展させていきたいと思います。

最近は、それなりに使えるようになってきたので、身近な人に見せたり、職場のデスクサイドにしばらく置き時計として置いておいて、おっ何これ?と言ってくれた人に自慢したりと、反応を楽しんでいるところ。しかし、ひとしきりデモンストレーションを終えて、貴重なアドバイスをもらったり、感心してくれた後の感想はきまって、「で、Windows版は?」となるので、想定の範囲内とはいえ、ちょっとげんなりすることに。

というわけで、Windows版について。

まず、ryを作り始める前に少しググって調べたのですが、WindowsiTunesをウェブ経由で制御するというプログラムはありました(URL失念。すみません)。ただ、わりと場当たり的なものだったので、ryのようなものを想定して探すとがっかりすることになると思います。

次に、ryにプログラムを足してWindowsで動かすのは、わかっている人ならわりと簡単です。ryのサーバ部分はrubyで書かれているので、そのままWindowsでも動きます。ウィジットの方ですが、例えばiTunesならiTunes.driverとiTunes.widgetに分かれていて、それぞれpluginsというディレクトリに格納されています。このうちiTunes.driverがOSXに依存してる(AppleScriptを使っている)部分なので、これをそのままWindows用にrubyのwin32oleライブラリを使って書いて差し替えれば、WindowsでもiTunesをコントロールできるはずです。と、実際にやっていないので確証はありませんが、自分専用でコマンドラインから立ち上げるなら、だいたいこんな感じでいけると思います。

ただ、エンドユーザも対象として配布するとなると、ランチャー部分のGUIも作り込まなければならないので、こちらはそれなりにWindowsプログラミングの知識が必要になると思われます。最近はクロスプラットフォームGUIツールキットも充実してきていますので、わりと簡単なのかも知れません。最大の問題は私がWindowsマシンを持っていないことで、できれば、Windowsに詳しい方に協力して欲しいなぁと。私もVirtualPCも持っているのし(使ってないけど)、昔はエミュ上のエミュでフリーウェアを書いてたこともあるので、時間をかければなんとかならないこともないのですが、Windows(とruby)に詳しい方が作った方が完成度の高いかっこいいものができるのではと思っている次第です。

というわけで、もし協力してくださる方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。